2016/09/05

台風のまま北海道に!

過激化する気象災害と人口増加

 この百年の間に、地球は全く様変わりしました。先進国をはじめとするG20の国々は、エネルギーの大量消費により温室効果ガスである二酸化炭素を大量に放出し、地球温暖化を進行させています。その結果、北極の凍土までが溶けはじめ、これまで封じ込められたいたメタンガス(これも温室効果ガス)も大量に放出されつつあり、さらに、地球温暖化を加速させるのではないかと懸念が深まっています。

 地球温暖化は、特に気象においてその影響が色濃く表れているようです。日本を含めて地球上のあちらこちらで気象の激しさが年々増しており、その顕著な例として、台風・ハリケーンの強力化、短時間大量降雨、海面上昇による南太平洋諸島の水没、干ばつの拡大と山林火災など、数え上げるとキリがありません。

 日本においても、昔では考えられなかった気象災害が次から次とあらゆる地域で発生しています。昔からの経験は役に立たない事態となっており、将来、どこまで過激になるか予断を許しません。残念ながら、今夏の北海道・東北水害などはまさしくその例だと思います。台風は、今までなら東北・北海道に直接襲い掛かることはなく、接近しても低気圧に変わっているなど弱まっていましたので、これほどの被害が発生することはありませんでした。

 地球温暖化の直接的原因は温室効果ガスである二酸化炭素やメタンガスかも知れませんが、その最大の要因は、人間の急激な増加なのです。人間がどんどん増え続けているからこそ、消費エネルギーがどんどん増大し、大量の温室効果ガスが大気に放出されつづけているわけです。そうしなければ、既に高度な文明を手に入れた70億人以上の人間が生きていけないからです。もう既に人間は、地球上における人口限界をとっくに超えているのではないかと感じています。

 戦後間もない1950年ころ25億人だった地球の人口は、2000年に61億人、2015年には70億人を突破し、現在でも1年に7800万人ずつ増え続けています。このままだと、2050年には93億人に達することが見込まれています。なんと、わずか100年の間に4倍近くまで地球の人口が膨れ上がることになるのです。

 70億人の人間が豊かな生活、経済発展を求めて、市場経済を拡大(グローバル化)し、資源・食料を大量に採取し、自然破壊を続けている限り、人間は地球(神様)にどんどん嫌われることは間違いありません。いずれ人間は地球上から姿を消すことになるのでしょう!地球が危ないのではなくて、人間が危ないのです。また、人間が多過ぎるからこそ、現代人のように人は争い、奪い合い、排他的になるのではないでしょうか!

 しかし、日本(政府)では、少子化は国力(GDP)が低下し税収が下がるとともに、外国に対して日本政府の影響力が薄れることを恐れて、産めよ増やせよと戦前・戦後と同様、人口増化に躍起になっているのです。

 果して、日本政府の言うように少子化(=人口減少)はダメなのでしょうか?人口増加が人を幸せにするのでしょうか?何故、世界は人口抑制を唱えなくなったのでしょうか?世界はどこまで人口を増やば気が済むのでしょうか?市場経済は本当に理想社会なのでしょうか?本当は市場経済が急激な人口増加を招いているのではないでしょうか?

 小池都知事ではないですが、一度、立ち止まって考え直すことも大事ではないかと思う今日この頃です。

地球の人口履歴

 自給自足の時代、地球の人口はそれ程増えることはなく数億人程度で推移していましたが、農耕技術を身に付けてからは徐々に増加しました。それでも、日本の戦国時代(1500年頃)で5億人ほど、今の中国の1/3程度でした。

 18世紀半ばから19世紀にかけて産業革命が起こり、世界中の物資が流通するようになり、先進国で急激に人口が拡大しました。そして、さらなる豊かさを求めて、世界中に植民地を拡大して行き、その植民地が独立して新たな先進国となり、地球の人口は15億人にまで拡大しました。

 また、先進国は経済発展(生産拡大)を求めて、途上国からコーヒーなどの換金作物を安く輸入するようになり、その結果、途上国に貨幣経済が根付き、今度は、途上国で人口が急激に増加するようになりました。

 その結果、現在では先進国で少子化が進むとともに、医療技術などの発展により高齢化が進展していますが、一方、途上国では急激な人口増加が継続しています。途上国ではより多くのお金が必要なため、森林伐採や資源の大量採取などが拡大しており、資源の枯渇と環境破壊が深く懸念されているという状況です。

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