2012/04/02

スーパー「ライフ大倉山店」建築反対闘争記録(6)

<ライフからの回答>
 
 ライフと横浜市仲介の「あっせん」協議を行なってから一週間後、ライフコーポレーションから私たち対策委員会宛に、次のような変更案の提示がありました。

 それは、「衣料棟を医療モールに変更し、クリニックとドラッグストアをテナントとして誘致するほか調剤薬局も併設する。」また、「事務所棟には保育施設も誘致する。」というものでした。

  ライフ大倉山店変更案

<覚書締結>

 この変更案は、横浜市の「あっせん協議」において、私たちから訴えた意見を取り入れたもので評価に値しましたが、規模の縮小において納得のいくものではありませんでした。しかし、建築審査会※5)へ訴えるとなると、弁護士費用や時間もかかることから、対策委員会を幾度となく開催し、協議を重ねました。(横浜市から、私が建築審査会に訴えてくれれば、法改正がやりやすくなると進言されていましたが・・・)
 
 熟慮の結果、スーパーの出店により、近隣住民の利便性が向上することに鑑み、 交通や隣接する私たちマンションへの影響を最小限に止める方策を検討し、それをライフに確実に実行させることを条件として出店を認めようという結論に至りました。

 そして、私が、建築の専門家としてその方策を検討し、それを下記のような覚書として取りまとめ、ライフコーポレーションに突き付けました。
 
 その結果、すんなり、ライフコーポレーションは覚書の内容を全て受け入れ、私たち合同の管理組合と調印を交わすことになりました。(恐らく、後ろめたさがあったから受け入れたものと推測します。)

※5)建築審査会
建築指導事務の公正な運営を図るため、建築基準法第78条第1項の規定に基づき、市の附属機関として設置されているものです。

<主な覚書の内容>

 1.緊急車両を除いて、入出庫はバス通り側のみとし、生活道路は使用しない
 2.道路境界から4m以上壁面を後退させ(当初の計画は60㎝でした。)、適切な道路(公共)空間を確保する
 3.屋上室外機及び排気口の設置場所を制限し、騒音や悪臭を抑制する
 4.屋上駐車場の目隠しフェンスの設置と利用時間を制限し、ヘッドライトの光害や来客の視線を遮断する
 5.防犯カメラの設置と時間外侵入防止の措置により、事件事故等を抑止する
 6.横浜市と防災協定を締結し、災害時に地域貢献を実施する
 7.都市型水害に備えて、水害対策(透水性アスファルト等)の措置を講じる
 8.渋滞対策として、チラシの配布や交通整理員を配置し、車の来店ルートを誘導をする
 9.町会へ入会し、地域との交流を深める
10.応分の期間、私たち管理組合と定期的に協議を行う ほか

 残念ながら、店舗面積についてはほぼ同規模で妥協せざるを得ませんでしたが、4mの壁面後退や屋上駐車場の目隠しフェンスの設置など多岐にわたって要求が通ったことは、反対運動の成果だったと思います。交通や環境の悪化を最小限に止めることができたのではないかと自負しています。

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