2016/04/20

熊本・大分大震災に思うこと (1)

 2016年4月14日に始まった熊本・大分大震災は、「日本中どこでも大地震は起きる」ということを、改めて私たちに思い知らせてくれました。今年こそ、大災害が起きないことを切に願っていましたが、残念ながら叶いませんでした。私も還暦を過ぎた今、「首都直下地震でも起きたら」と考えるとゾッとします。今回の、特に高齢の被災者の方々には、言葉もありません。

<本震と余震の違い?>
 今回の大震災のニュースを見ていて感じたことが三つあります。異論があれば、ご指摘ください。一つは、気象庁です。まだまだ地震は地球内部のことなのでわからないことだらけと言われていますが、これは致し方ないことだと思っています。ただ、今回、特に問題に思ったのは、14日の震度7を本震として、それ以降を余震と表現したことです。そのため、住民の警戒心が少しでも緩んだのではないかと思います。本来、地震には、本震も余震もないはずです。区別する意味もないと思います。結果論と言われるかも知れませんが、「大きな揺れはもう来ない」と勝手に思い込み、避難所から我が家に帰宅したため、「失われなくても済んだ多くの命が失われた」のではないかと思います。

<地震予知アレルギー>
 次に、自治体です。今回のように、県も市もほとんど表に出て来ないのは、あまり記憶がありません。不思議に思っているのは、私だけでしょうか?避難場所の状況やその対応ぶりを見ていても、これまで計画的に地震への備えを行っていたとはとても思えません。多くの人が車の中で寝泊まりしているのも異常です。日が浅いとはいえ、とても政令指定都市の体を成しているとは言えないのではないでしょうか。

 地震学者が、知見に基づき、冷静に地震予知に努め、その結果を公表しているにも係わらず、地域のイメージダウンや地価の下落、観光への影響を恐れるあまり、地震対策を軽視する「地震予知アレルギー」の自治体が多いように感じます。日本中どこでも大地震が発生する可能性はあるのだから、地震対策を積極的に行っている自治体こそ、住民・観光客からより厚い信頼が得らえるのではないでしょうか・・・?

<報道活動の自粛>
 三つ目は、マスコミです。貴重な映像や記事を提供して頂いているのは非常に有り難いですが、「混乱の被災地に各社大勢の人と器材を持ち込んで、救助活動や被災者の邪魔になっていなければ良いが?」といつも心配になります。案の定、一部の放送局が給油待ちの列に割り込んで、住民の反感を買ったとの報道がありました。渋滞の原因にもなりかねないし、こういう大災害の場合には、「報道協定を結んで報道活動を自粛し、映像や記事は共同配信する」ことは出来ないのでしょうか?特ダネや各社の独自性などは、混乱が納まってからでも良いのではないでしょうか・・・?

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