2015/01/02

私のマンション履歴 中野編(9)

<買い替えスタート>

 私たちが次のマンション探しを始めたのは、平成2年の初めころからでした。私たちは、それまでに建築知識と経験を積み重ね、マンションの質を客観的に評価できる目を養ってきました。はじめてのマンションのときと比べて、その点が大きく違っていました。また、管理会社に使い込みをされた苦い経験から、販売会社の質にもこだわっていました。
 
 久しぶりに物件探しに奔走する日々が続きましたが、そのころは、バブル経済崩壊の寸前でしたので、どの物件も即完売し、価格もピークのときでした。さすがに、この時代は先着順というのはなく、ほとんどの物件が抽選でしたが、人気の高い部屋は100倍超というのも珍しくありませんでした。(今では、信じられません‼)それでも、自分たちの評価が低い物件には目もくれませんでした。
 
 言い忘れるところでしたが、はじめは、戸建てを探していました。はじめてのマンションでの苦い経験がそうさせたのかも知れません。ただ、我々が買えるクラスの戸建ては、都心からも遠く、建売りが限界でした。しかし、その当時の建売り業界の実態はひどいもので、建築確認の図面と実際に建てているものとが全く違うのでした。(現在は、このようなことは無いものと願っています!)
 
 建築確認の申請上は、建蔽率や容積率をクリアしていますが、現場は、申請よりも敷地を細かく分筆して、画地を増やし、法規を無視して狭い敷地に目一杯建物を建てていました。安くする代わりに販売戸数を増やして、利益を確保しようとする荒業を行っていたのです。勿論、建築完了検査は受けられませんから、検査済証はありません。これを買った人は、将来、自分で建替えるときに気づかされ、そのときになって後悔するのです。勿論、法令順守の良心的な建売り業者もいたと思いますが、私が係わった業者の多くは、残念ながらそうでした。

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