2020/01/18

阪神・淡路大震災から25年 都市計画に震災の教訓を!

震災を忘れない」・・・?
 この17日で、6434人が亡くなった阪神・淡路大震災から25年の月日が過ぎました。神戸市など大きな被害を受けた地域では、遺族らが地震の起きた午前5時46分に黙とうし、犠牲者を悼みました。

 マスコミでは、「多くの遺族が、震災の記憶が徐々に忘れ去られていくことに危機感を覚えている。」とか、「震災の教訓の継承が課題である。」とか、「震災を忘れない」、「神戸を忘れない」といった点にのみ、スポットライトが当てられていたように思います。しかも、この日だけです・・・?

 「震災を忘れない」、「神戸を忘れない」とはどういうことでしょうか?勿論、遺族が、犠牲者のこと震災のことを忘れないのは当然のことです。しかし、大震災の記憶を残すだけでは何も変わりません。現実に日本の都市は何も変わっていません。その記憶を形に変えなくてはいけないのです。

都市計画建築基準法に震災の教訓を!
 避難に関するソフト面では、いろいろな災害を踏まえて少しづつ改善されているように思いますが、ハード面では、ほとんど変わっていません。

 それどころか、東京はじめ全国の大都市で、脆弱な都市基盤(道路・公園・公共施設・鉄道・港・空港など)のまま、経済対策として超高層ビルが次から次へと無計画に建築されています。首都直下型地震や東南海地震の発生が危惧されている国の政策とはとても信じられません。

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横浜市港北区環状2号線沿道:1の土地を3に分筆、3階建住宅が軒を連ねて密集、地震・火災発生時に大丈夫?

 一方、大都市の住宅地では、敷地の細分化(ミニ開発狭小敷地化)がドンドン進み、上の写真のように隣の壁・屋根がくっつきそうな超過密の住宅地が増え続けています。また、空き家が全国に600万戸以上と増え続けており、その老朽化も課題となっています。

 何でも経済優先という政策を今すぐに改めない限り、この国の将来はないと思います。日本は、人に攻め滅ぼされるのではなく、災害に滅ぼされるのではないかとさえ、まじに考えてしまいます。

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