2018/05/27

住宅街の無電柱化は可能か・・・?

都市基盤が脆弱な日本の都市!

 以前にも述べたように、日本の都市計画は、ほとんどが現状を追認したもので、決して、望ましい都市の将来像を描いているとは言い難いものです。

 そのため、狭隘道路の解消などは一向に進まず、個人の宅地はどんどんが狭小化され、防災面でも環境面でも良くなるどころか悪化しているところもあります。社会的問題ともなっています保育園の騒音問題、住宅の日照問題、低層・高層建築物の混在、住宅・商業施設の隣接など、都市環境の悪化、トラブルが絶えません。また、非効率な土地利用により、狭い国土が余計狭くなっています。

世界の都市は無電柱化が当り前!

 そのような状況にもかかわらず、日本では、電柱・電線が路上に張り巡らされ、街の景観を損ねているばかりか、最近では、倒壊により交通を遮断する恐れがあることから防災面でも危惧されているところです。欧米はもとより、現在では、アジアなどの主要な都市でも無電柱化が進んでおり、日本の立ち遅れが顕著になってきています。

唯一、無電柱化推進法は某都知事の功績?

 そのような折、某都知事の成し得たことで、唯一、評価されるのは、無電柱化推進法を立案し、無電柱化推進条例を定めたことです。しかし、これを実現するには、ケーブルやトランスなど地上機器を設置するために歩道や公有地の確保が必要となりますが、先に述べたように歩道のない狭い道路ばかりで、困難を極めることは目に見えています。

「壁面後退」と「敷地の最低限度」は、最低限の規制!

 そこで、私が、提案するのは、せめて、1~2mの壁面後退を法制化し、そのスペースを活用して、地上機器などの設置を可能とする方策が必要不可欠ではないかと考えています。そのためには、敷地の最低限度も導入し、敷地にある程度のゆとりを持たせ、狭小敷地化に歯止めをかけなくてはなりません。

 そうすれば、無電柱化が推進するばかりでなく、現道の幅員でも通行環境が改善され、環境面でも防災面でも効果があると思いますが、如何でしょうか?

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