2019/06/23

建築士定期講習を受講!

3年に一度の建築士定期講習を受講!

 時が経つのは早いもので、前回の建築士定期講習から早や3年が過ぎました。今回も某資格専門学校の横浜校で先日受講しました。(9時30分から17時30分まで)

 記憶にある方も多いと思いますが、平成17年11月に表面化した「構造計算偽装事件姉歯事件)」は、建築の安全・安心を脅かす大きな社会問題となりました。

 そこで、建築業界に対する国民の不信感を払しょくするために、「建築確認時の構造設計図書の審査の厳格化(構造計算適合性判定制度の導入ほか)」や、「指定確認検査機関に対する監督の強化」、「建築士及び建築士事務所等に対する罰則の強化」、「住宅の売買等の瑕疵担保責任の充実」等の制度改革が法制化されました。

 その一環として、建築設計事務所に所属する建築士は、原則3年以内ごとに、定期講習を受講することが義務付けられたのです。

 最近の建築業界は、姉歯事件のような建築業界内部の問題に対する制度改革もありますが、省エネルギー、低炭素化、シックハウス対策、バリアフリー化(ユニバーサルデザイン)、長期優良住宅の普及など地球環境問題や社会問題に対応するための制度改革や技術革新も日進月歩であり、建築士が負う役割は昔に比べて広範囲でその質・量ともに膨大になってきているのが実状です。

 そのため、一日の定期講習では、一つ一つの内容を詳しく聞く時間はとてもありません。6時間喋りっ放しのビデオの中の講師の話しを理解するのが精一杯です。私のような高齢者建築士には、体力的にもなかなか大変なんですね!その後、考査の試験が1時間あり、これにも合格しなければ受講証明書がもらえないことになっています。この証明書がなければ、建築士としての活動が制限されることになります。

私は、今回で4回目の更新となりますが、今回が最後の更新になるでしょう!?

2019/06/16

年金2000万円不足問題

年金2000万円不足問題」の問題は、官僚の傲慢さと政治家メディアの質の低下!

 この一週間、「年金2000万円不足問題」が政治ニュースのトップを飾っていますが、これは、金融庁金融審議会のワーキンググループがまとめた報告書であって、もっと国民の投資を促すための予算取りのために、担当大臣へ提出したものです。

 これは、現在の投資環境の改善策を提言したもので、これ自体は何の問題もありません。ただし、引用したデータが、誤解を与えるというよりは、予算を確保するために、意図的に、厚労省のデータで都合の良い部分だけを引用した点にあります。

 つまり、自分たちの施策を実現するために、公正さを欠いていようが何であろうがでっち上げるという傲慢な姿勢が官僚の中にに蔓延しているのではないかということです。実は、これは、最も恐ろしいことなのです。
 我々国民は、真実を知るだけのツールを持ち合わせていません。国からこうだと言われれば信じてしまいます。戦時中の大本営と同じです。ですから、我々国民は、このデータを引用したことに怒らなければならないのです。

 また、予野党の政治家達は、選挙のことしか考えておらず、頓珍漢な言い訳や追求を行って、政争の具に利用しているだけという体たらくぶりを、またまた、見せつけています。

 さらに悪いのはメディアで、本質を伏せたまま、視聴率稼ぎのために社会不安を煽り、公正で公平な報道とは遠い存在になりつつあります。

 我々国民は、年金制度に対する不安は確かにありますが、それ以上に、官僚政治家メディアの傲慢さ、体たらくぶりが最も不安です。

2019/06/09

大地震から3年の熊本を訪問

熊本市街地は平常どおり、熊本城は被災のまま!

 2019年6月6~7日、大地震から3年を過ぎた熊本を訪問してきました。すでに市街地は震災前と変わらない様子で、地震の爪痕はほとんど見受けられませんでしたが、熊本城だけは、被害を一手に引き受けたように痛々しい姿を見せていました。

 その雄大で美しい名城熊本城の石垣が1/3も崩落したため、天守閣や多くの櫓が大きな被害を受けました。20年はかかるであろうと言われている修復工事が正に行われていました。

 現在は、天守閣の近くには立ち入れませんが、城彩苑駐車場に車を止めて、法華坂を上り、二の丸広場から、崩れた石垣や長塀越しに大天守閣・小天守閣の修復工事現場(クレーンが2基建っています。)を見ることができます。


 また、城彩苑駐車場に隣接した熊本城ミュージアムでは、修復工事のリアルタイム映像を見られるほか、被害状況などの模型やCGも見ることが出来ます。

熊本城-1 熊本城-2

布田川活断層帯の遺構を見学

 次に、熊本市の東隣りにある益城町に向かい、建築制限が解除されたばかりの益城町被災市街地復興推進地域(約220㌶)の現状を視察しました。現在は、土地区画整理事業により県道沿道の拡幅予定地の一部が収容されているほかは、事業の進捗状況は確認できませんでした。その後、今回動いた布田川活断層帯の一部が震災遺構として保存されているということで、横ずれ断層と縦ずれ逆断層の2箇所を見学しましたが、断層を目の当たりにし、改めて、自然の驚異を感じざるを得ませんでした。

活断層遺構-1 活断層遺構-2

阿蘇大橋架け替え工事が急ピッチで進行中!

 その次に、2020年度の開通を目指している熊本地震で崩落した国道325号にかかる阿蘇大橋の架け替え工事を視察しました。また、いたるところで発生した阿蘇村の法面崩壊箇所も車上から確認できました。

阿蘇大橋 阿蘇法面崩壊

活断層が次にずれるのは、熊本では何千年先か何万年先!
しかし、ほかの地域では、・・・?


 今回ずれた活断層がこの次にずれるのは、何千年先か何万年先かになるとのことから、益城町では、活断層の上に27mの都市計画道路(県道)を都市計画決定しています。都市計画道路の周辺でも区画整理を行い、狭隘道路や行き止まり道路の解消を目指しています。

 今回の地震による恐怖感が残っているうちは、まちづくり(基盤整備)に住民も協力的ですが、もう何千年も活断層が動いていないような地域では、まちづくり(基盤整備)への理解が得られにくいのが実状です。これらの地域を何とかしなければ、さらに、どこかで、また、大きな災害が発生するのは、火を見るよりも明らかです。

 国も地方自治体も、もっと、活断層の位置の周知と基盤整備の重要性の啓発活動を行っていかなければ、さすがに、この国は持たないのではないかと心配になるばかりです。